海外投資をするとき投資家にとってもっとも不安な材料は、物件を自分の目で確かめることが難しいという点だろう。数字的なデータは簡単に入手することができても、直接投資物件を見るためにははるばる遠い外国まで出向かなければならない。物件周辺の環境なども、数字だけではわかりにくいものだ。いくら土地の含み益があっても、立地条件が悪くて利用価値が低いビルの場合は値下がりすることもある。言葉や習蛸の違いがあるから、ビルの管理なども困難である。
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距離か離れているから、細かい目配りをすることも不可能に近い。それにアメリカなどでは管理人を雇っても、最初から契約していないことは絶対にやってくれない。それこそ契約になければ絨毬のホコリーつ拾ってはくれないだろう。そういう管理がうまくいかなくなれば、建物の評価も下がることになる。それに不動産取引の方法も日本とはまったく違う。細かい説明は省略するが、独特の取引システムがあり、その過程には多くの専門家が関わることになる。もっとも日本と異なるのは、売買契約が最終的な出入意思を意味するものではないという点だろう。ふつう日本では、まず物件の権利関係などの調査をすませてから契約して手付金を支払う。