日本縦断不動産ビジネスブログ

耐久性のある家を残す際、障害となる税金

2011.10.14

税制の面でのメリットも大きい。建物の固定資産税は、木造の場合どんな住宅でも二十二年で建物償却することになっている。鉄筋コンクリート造は四十七年である。そうすると、しっかりした鉄筋コンクリートの千年住宅は、最初の四十七年だけ税金を払ったならば、以降は無税となる。まさに「千年住宅」は、経済的にも非常にお得なのである。しかし、残念ながら忘れてならないのが、土地にかかる相続税の問題である。個人所有の住宅地は、ほとんどの場合、親から子に相続するときに税金がかかる。多額の課税があって払いきれない場合には、相続した土地を一部売却して税金を工面する人も多い。この場合には、千年住宅であっても取り壊さねばならなくなってしまうだろう。こうした税制の問題は、必然的に東京など地価の高いところに耐久性の高いよい家が残らないという悪循環を生み出す原因となっている。「千年住宅」でなくとも、建築に関わる人にとっては最大の悩みである。

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