内部に湿気が入ることをできるだけ防ぐような対策をとることが大切です。そのためには次のような方法があります。
(1)防湿材の利用
湿気の侵入を防ぐのが防湿材ですが、防湿シートには、ポリエチレンフィルム、アルミ箔、アスファルトフェルト、アスファルトルーフィングなどがあります。これらを壁や床下に張る際は、隙間ができないように重ねしろを十分とることが大切です。また、折り目がついたり、穴や破れがあると、それが原因で防湿性能が落ちますので取扱いに注意してください。
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(2)防湿材十断熱材の利用
湿った空気が温度差の高い壁に直接接して結露しないようにするためには、断熱材を壁に入れます。断熱材にはグラスウールやロックウールがよく使用されますが、これらの断熱材は湿気を通したり含んだりしますので、表面に防湿シートが張ってある物を選ぶ方が安全です。被覆してある断熱材を使用する場合は、防湿層のある方を建物の内側に向け、重ねしろをしっかりとって隙間を造らないようにします。特に床と壁、壁と天井など構造材をまたぐ場合には隙間を開けないようにしないと効果が減少します。また、施工時の水濡れに注意し、万一、濡らしてしまったら十分乾かしてから使用してください。壁の断熱材は柱や間柱の間に入れますが、室内側に寄せて隙間を外壁側にし、空気層を造り壁内の換気をよくすることで湿気を滞留させないようにします。コンクリートの壁の場合もこの空気層を造りたいので、壁の下地を縦横の格子状に造り、縦に空気が流れるような状態にしておきましょう。
(3)床下の防湿
床下の防湿には、60ミリ以上のコンクリートを打つだけでも違いますが、O・1ミリ以上の防湿シートを敷き、コンクリートや砂で押さえ、さらに風の流れを考えて換気孔をつけ、換気をよくすることと、基礎回りの水はけをよくして水が溜まらないようにし、床下の地盤面を建物周囲の地盤面より高くして床下に雨や水が浸入するのを防ぐ構造にすると安全です。また、敷地内の樹木の落ち葉で樋がつまって逆流し庇の端部が痛むということもありますから、清掃や管理をしっかりしてください。さらに施エミスや不同沈下(地盤の性質の違いによって起こる建物の部分的な沈下)、クラックなどで建物の中に水が回ることがあります。サッシュ回りのコーキング、バルコニーの水勾配と防水層の立上がりを十分にとって、水の回りにくい建物を造るようにしましょう。